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第三回21世紀統合医療フォーラム
「アレクサンダー テクニーク」  片桐ユズル

 ワークショップスケジュール 
日時  5日(土)午後3時30分〜午後5時30分
会場        。 
定員  10名       
内容  ソマティクス

★ワークの概要
アレクサンダー・テクニークの概要

アレクサンダー・テクニークは心身の不必要な緊張に気づき, これをやめていくことを学習します。

そのためには頭・首・胴体の関係にフォーカスするのが分かりやすいのです。このアプローチはF.M.アレクサンダー(Frederick Matthias Alexander, 1869-1955)の発見にもとづいています。 彼は19世紀末にオーストラリアで若い俳優として有望な出発をしましたが, 舞台上で声が出なくなることが起こるようになりました。 医者に見てもらっても特に異常はないとのことで治療のしようがありません。 それなら自分で治すよりほかはないと, 三面鏡の前に立って自分の発声の瞬間を観察しはじめました。 自分で自分を観察するほど難しいことはありませんが,とにかく長い年月かけてわかったことは, 彼が台詞をしゃべろうとする瞬間に首の後ろを縮め, 頭を後ろと下へ押しつけていたため, 声帯が圧迫され声が出にくかったということでした。 その反対に頭が脊椎のてっぺんで軽くバランスをとっていれば, 発声のみならず, からだ全体がらくに動けるということでした。 彼はこれをまわりのひとたちに教えはじめました。 1904年にはロンドンにあらわれ, 演劇人たちに教えはじめ, のちには知識人たちのあいだで評判になり, ジョン・デューイ, バーナード・ショー, オルダス・ハクスリーなども彼の教えをうけました。

ことばになりにくい筋肉や神経の微細な動きを感じて, それにはたらきかけるには手によるタッチが手っ取り早いことも, おしえているうちにわかってきました。 1930年に教師養成コースがはじめられました。 個人と個人をきびしく区別する西欧文化のなかで, タッチをとおして個体と個体のなかで起こっていることを伝えあうなどということは, とんでもないことであったにちがいありません。 それが数十年間生き残ってきたについては, アレクサンダーの仕事がいかに強力に周囲のひとびとをひきつけていたか想像してほしいことです。 アレクサンダー・テクニークが爆発的に花ひらいたのは1970年代のヒューマニスティック・サイコロジーの時代になってからです。

アレクサンダー・テクニークが他のボディワークと異なって分かりにくいのは, 「テクニーク」とは名付けられていますが, ああしたらよい, こうしたらよいと, 新しい技術を身につけるのではなくて, いままでに習慣的無意識的に行ってきた不必要な緊張に気づいてこれをやめていくという, つけたす方法ではなくて, へらせる原理にもとづいています。 わたしたちひとりひとりは, すでに完全であるのですが, 何かをあえて「やろう」とするときに不必要な緊張を「やって」しまい, それがかえって邪魔になり, うまくいかないのです。「する」ということは, 筋肉を収縮させることにほかなりません。

ワークショップでは, わたしたちが日常的な動きのなかで習慣的無意識的に不必要な緊張をしていることに気づいてみたいです。 条件反射的に緊張してしまうことに気づいて, それの癒着をほぐしていく手がかりになればうれしいです。 特にはげしい運動をするわけではありませんが, しゃがんだり, あおむけになったり, ゆっくり気楽に動ける服装でおいでください。


<<講師略歴>>  片桐ユズル
JATS日本アレクサンダー・テクニーク協会代表。京都精華大学名誉教授。 詩, 意味論, 外国語教育など言語への興味が, 関西フォークソング運動にふれることで, 言語化以前の心身の動きへうつり, 1984年にアレクサンダー・テクニークに出会う。 バイオシンセシス, センサリー・アウェアネス, コンシャスタッチなどのワークショップにも参加。 1987年以来アレクサンダーの先生を海外から招きはじめ, 日本初の教師養成コースKAPPAを立ち上げ, それの第1回卒業生として1997年にATIアレクサンダー・テクニーク・インターナショナル認定教師となる。 アレクサンダー関係訳書多数。
ホームページ: www.kyoto-seika.ac.jp/yuzuru

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